日本温泉気候物理医学会雑誌(第77巻第2号)に、
「Health effects of seasonal bathing in hot water, seasonal utilization of hot spring facilities, and high green tea consumption」が掲載された。
「毎日湯船に浸かること」が「健康感が良い状態」と関連することは我々の先行研究でも示されていたが、本研究では季節要因を加味した調査で新たに解析を行った。
その結果、季節に関わらず「毎日湯船に浸かること」が、「健康感が良い状態」、「睡眠による充分な休養」、「幸福感が高い状態」と関連することの知見が得られた。
また、季節を問わず「月1回以上温泉施設利用」が「幸福感が高い状態」と関連することも示唆された。緑茶に関しては、「茶葉で煎れた緑茶を1日500cc以上飲むこと」が「健康感が良い状態」と関連することが示された。
こうした習慣を生活に取り入れることが、健康の維持増進に寄与するものと考えられる。
温泉気候物理医学会HP:http://www.onki.jp